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「デサント」/スキー発独自技術を横展開/機能と環境対応両立

2026年06月29日 (月曜日)

 デサントジャパンの「デサント」ブランド26秋冬は、スキーウエア開発で培った高度な裁断・圧着技術を各カテゴリーに横展開し、機能性と環境配慮を両立した商品を投入する。ウィメンズアイテムも今後拡充していく方針を示した。

 人体構造に基づき保温材を最適配置する独自技術「スマートパディング」は、スキーウエア開発で培った技術の応用の一つ。温冷覚マッピングに基づき、寒さを感じやすい部位に中わたを集中させ、過剰な熱はベンチレーションから放出する。同技術をプレミアムライン「オルテライン」をはじめ、各カテゴリーで横断的に採用。共通の技術基盤を各用途の仕様に合わせて最適化している。

 研究開発拠点「DISC OSAKA」での知見をいち早く製品化するトレーニング分野では、高水準の耐久性を持つ「タフ」シリーズのウエア類を拡充する。東レと共同開発した独自生地を採用し、自社基準をクリアした同シリーズは、度重なる洗濯でも型崩れや退色を抑える。

 襟の美しさにこだわったポロシャツは、国内の自社工場である吉野工場で生産する。円安を背景とした旺盛なインバウンド需要において、「日本製」の高品質なモノ作りは海外客への訴求点となっている。

 注力するゴルフウエアの今季コンセプトには「ネイチャーインテリジェンス」を掲げた。合繊でありながら天然素材のような上質な風合いを表現し、過酷なスポーツシーンに耐え得る物性も確保する。カラーはシックな色目を基調としながら、暗くなり過ぎないよう工夫した。

 新商品はメンズ約50品番、ウィメンズ約40品番。トップライン「ジーアーク」では、スイング時の軸を意識させる背面の接着カッティングや、独自のパターン構造でプレー時の着用性と快適性を追求したポロシャツをそろえる。

 スキーウエアは直営店での販売を強化する。今季のデザインコンセプトは「フレックスインモーション」。体の動きを妨げない立体裁断技術によって、アーチやカーブを多用したしなやかなデザインへと進化させた。環境配慮の一環として、来季からはフェイクファーを含む全てのファー素材の使用を全廃し、アニマルフリーの姿勢を明確に打ち出す。