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前多 資材用途てこに成長へ

2026年06月30日 (火曜日)

 繊維商社の前多(金沢市)は今期(2027年5月期)、売上高110億円を目指す。資材用途の拡大に注力するほか、堅調なアウトドア、スポーツ用途の伸長を図る。前期に落ち込んだユニフォーム用途の回復にも取り組む。輸出では北米向けを中心に拡販を進め、「ミラノ・ウニカ」や「インターテキスタイル上海」など海外展示会への出展も継続する。

 資材用途の拡大に向けては、織布子会社のネオテックス(福井市)の販売機能を8月1日付で前多に移管する。グループの販売力と開発力を一体化し、用途開拓を加速する狙い。前多は資材用途として旗・幕、カーシート、ワイピングクロスなどを展開しており、ネオテックスはレピア織機24台を保有し、建築資材などを手掛ける。今後は前多が扱う多様な糸をネオテックスの織布技術と組み合わせ、新しい資材用途の開発を強化する。

 前期は、単体売上高が107億円となり、4億円増だった。経常利益は微増。インテリア用途は伸び悩み、ユニフォームも市場環境の影響を受けた。一方で、アウトドアやスポーツ用途が堅調に推移したほか、輸出は北米向けがけん引した。

 今期は、用途別のばらつきを補いながら、資材、アウトドア、スポーツ、輸出の拡大に取り組む。特に資材分野では、グループ内の製造・販売機能を再編することで提案力を高め、既存用途の深耕と新規用途の開拓を進める。