ごえんぼう

2026年07月02日 (木曜日)

 史上最大の新規株式上場(IPO)と注目を集めた宇宙ベンチャーの米スペースXに、日本生命保険が10年以上前から出資をしていた▼日本経済新聞によると、IPOにより1千~5千億円規模の運用収益を得るという。大口の機関投資家であるソフトバンクグループが大きなリターンを得たのは当然として、日本生命もリスクを負った初期投資を行い、市場では「大成功した」と評価されている▼一方、バイオ繊維ベンチャーのスパイバーが事実上経営破綻し、出資していた繊維系の上場企業が特別損失を計上した。残念だが、実に対照的なニュースになっている▼当初は日本発のユニコーン企業ともてはやされたが、研究開発やプラント建設といったディープテック特有の設備投資に資金が必要となって、収益化の前に多額の債務を抱えていた。投資家の見通しが甘かったといえばそれまでだが、事前に動けることはなかったのか。