東レ 四川省に染工場新設

2026年07月03日 (金曜日)

 東レはこのほど、中国四川省達州市に合繊長繊維織物の染色加工会社を新設することを決めた。2028年度(29年3月期)の稼働開始を計画する。中国の紡織加工子会社である東麗酒伊織染〈南通〉(TSD)と連携しながら、中国内需の取り込みも含めてサプライチェーンの拡充を目指す。

 新会社はTSDの子会社として設立する予定。まずは協力工場で委託生産した生機を自家で染色加工したテキスタイルの販売を担う形でスタートする考えだ。東レが染色加工を担うことで、TSDと同様に中国での高付加価値テキスタイルの生産・販売の拡大を目指す。

 今回の投資に関して、東レの西村友伸常務執行役員繊維事業本部長は「中東情勢の悪化もあって結果的に中国の存在感が高まっている。これを活用し、中国内需を積極的に取り込む」と狙いを説明する。

 その上で「当社は既に中国に複数の拠点を持ち、それらが連携することで〝点〟ではなく〝面〟としてサプライチェーンを構築してきた。今回、四川省に染色加工場を新設するのも、そうした〝面〟としてのサプライチェーンをさらに拡充するため」と話す。