繊維・紙・パルプ特許ランキング/東レ、知財の牽制力で突出/パテント・リザルト調査
2026年07月06日 (月曜日)
特許分析ソフトウエア開発のパテント・リザルト(東京都文京区)はこのほど、「繊維・紙・パルプ業界」の特許を対象にした「他社牽制(けんせい)力ランキング2025」をまとめた。2025年の特許審査過程で、他社特許への拒絶理由として引用された特許件数を企業別に集計したもので、1位は東レの1194件、2位は東洋紡の436件、3位は帝人の363件だった。
同ランキングは、競合他社が権利化を進める上で阻害要因となる先行技術を多数保有する企業を示す。東レで最も引用された特許は、メラミン樹脂で被覆し、優れた絶縁性を持つ磁性体材料に関する技術で、富士フイルムなど計16件の審査過程で引用された。航空機用内装材に関する特許も、三菱ケミカルなど計5件の拒絶理由として引用された。
東洋紡では、電子部品の汚染防止や静電防止性を持つ包装材、包装袋に関する特許が、大日本印刷の計4件の審査過程で引用された。帝人で最も引用されたのは、軽量で形状自由度が高く、衝撃エネルギーを効率よく吸収できる衝撃吸収部材に関する特許。東洋紡エムシーなど計5件の審査過程で引用された。
4位は王子ホールディングスで348件、5位は大王製紙で304件、6位はユニチカで222件、10位はグンゼで92件だった。
集計対象は、日本特許庁に出願され、25年12月までに公開された全特許のうち、25年1~12月末に拒絶理由通知または拒絶査定で引用された特許。26年5月末時点の権利保有企業名で集計した。





