スタイレム瀧定大阪 OEMの選択肢広げる

2026年07月09日 (木曜日)

 スタイレム瀧定大阪の第一事業部テキスタイル1部84課は、OEM生産で幅広い選択肢を顧客に提供する。従来の製品生産・供給に加え、中国での生地開発から縫製までの一貫生産、ベトナムを中心とするASEAN地域での縫製にも対応する。顧客の要望に応じる適地適品生産の強化で需要を取り込む。

 84課はOEM部隊ながら、生地部隊と兼務する人員が増え、これまで以上に幅を広げたOEM製品の提案が可能になった。その一つが中国での生地からの一貫生産だ。既存の生地を中国で生産するのではなく、一から生地を作ることで独自性を付与し、製造コスト抑制にもつなげる。

 27春夏に向けては、合繊の機能素材、合繊と天然繊維の複合品、スーパー180のウール、シルク使いなどの生地(織物、丸編み、経編み)を作り、フルアイテムに対応する。同課の顧客は商品の品質を求める傾向が強く、価格とのバランスを見つつ、最適な工場で生産する。

 人員が充実したことで、ASEAN地域にも製品生産の範囲が広げられた。特に「ニーズが高まっている」というベトナムでの縫製が中心となり、中国や日本で備蓄している生地を活用する。将来は「ベトナムでの生地生産なども視野に入れる」としている。

 84課の新たな取り組みは、10日まで東京都渋谷区の同社原宿オフィスで開催中の「2027Men’s Garment―expo」で紹介している。テキスタイル1部の生地とOEM部隊、国内縫製工場の連携による新QRスキーム「ソクヌイ」も提案している。