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東レ/Ⅹ線低減可能な部材開発/診断精度向上に寄与

2026年07月14日 (火曜日)

 東レは、従来と同等以上の画像精度を維持しながら、X線照射量を8%低減できる炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製のX線透過部材を開発した。マンモグラフィの撮影台やカセッテなどへの採用を視野に実用化を図る。医療被ばくの低減と診断精度を両立する技術として期待される。

 X線検査装置の受光部には、軽量で透過性に優れたCFRP製の保護部材が使用されているが、従来は透過性を高めると診断画像にノイズが発生する課題があった。同社は、独自の多孔質材料を用いたサンドイッチ構造体で低密度と高剛性を両立し、形状による密度のばらつきを抑えた。

 東京都立大学健康福祉学部放射線学科の根岸徹准教授が臨床条件下で評価を行った結果、検出量子効率が従来のCFRP製部材と比べて6%向上したことが分かった。これによってX線照射量を8%低減しても同等以上の鮮明な診断画像が得られることが確認された。