ごえんぼう
2026年07月17日 (金曜日)
隙間が埋まると何かと楽だ。ソファと背中や腰の間にクッションを挟むと余計な力みが抜け、体が自然な位置に収まる。枕も首のカーブがフィットすると心地いい▼ただ、暮らしには“残すべき隙間”もある。エアコンの吸気口や掃除機のフィルターは、空気の通り道があってこそ性能を発揮する。酷暑で電力逼迫が懸念される中、こまめな掃除が大切だ。窓回りの遮熱でも、カーテン裏に熱がこもらない逃げ道が必要だそう。完全密閉は逆効果になることがある▼人間関係もまた、埋めるべき隙間と残すべき隙間がある。行き違いを放置すれば関係はぎこちなくなるが、踏み込み過ぎれば反発を生む。人との距離間は枕の高さ調整以上に繊細だ▼寄り添うべきところは埋め、風通しの良さは残す。その加減が整うと、暮らしも人間関係も安定するのかもしれない。必要な隙間は余白といえる。適度な支え合いと余白が日々を軽くする。





