ごえんぼう

2026年07月23日 (木曜日)

 日本が海外に輸出する知的財産(IP)関連の市場規模が急拡大している。2025年には約5・8兆円規模に達した▼アニメやキャラクターだけではなく、ロングセラー商品をIP化して新たな収益源にする動きも加速。一過性のヒットにとどまらず世界展開や関連グッズの多角的なライセンスビジネスにつなげる戦略が進められている▼玩具や推し活商品に加えて、ファッションアイテムに広がる様相を見せてきた。権利元ではアパレル製品や服飾雑貨に反映させながら、経済圏の構築をもくろむ。果たしてうまくいくのか▼時代は欧米、中国、韓国勢を巻き込んだIP戦国時代に突入している。日本はIPの創作力に強みがあるが、世界の消費者に届けるアプリ開発や小売など市場基盤の構築に遅れを取っている。IP事業者が海外プラットフォームに数十%の手数料を支払う現状から脱却するためにも、自前の流通基盤を築きたい。