豊島/“湿熱ストレス”低減へ新提案/遮熱・放射冷却など訴求
2026年07月27日 (月曜日)
豊島は、暑熱対策に向けた素材の品ぞろえを拡充した。気温上昇だけでなく、湿度を含めた体への熱負荷による〝湿熱ストレス〟の低減につなげる素材を打ち出す。独自に開発した機能性素材も、価格を抑えて設定し訴求力を高める。
「UVPROTEC」(UVプロテック)は、独自開発の糸を使った生地で、日射の影響を軽減する。紫外線(UV)に加え、ブルーライトや近赤外線を遮断する。
春夏衣料をはじめスポーツ・アウトドアなど、強烈な日差しを受けての着用シーンに向け提案する。糸での供給も可能とする。
「COPTECH」(コプテック)も独自の機能性素材で、汗染みの課題を解決できる強みを訴求する。繊維内部に高濃度特殊ポリマーを配合することで、可視光を吸収しながら拡散反射させるため、汗で生地がぬれても色の違いを目立たせない。
吸水速乾、UVカット、遮熱、接触冷感、洗濯耐久性と多機能性を発揮するため、過酷な環境下での現場作業も着用シーンに想定する。
「SPACECOOL」(スペースクール)は、遮熱と放射冷却の機能を併せ持つ。太陽光の熱を遮りながら、物体の熱を放射することで、電力を使わずに外気温より低い温度を実現させる。
提案では、直射日光下で外気温より2~6℃、鋼板表面では最大約40℃、分電盤などの機器類の内部では約10℃の温度低下をもたらすという実証結果を示す。
帽子や日傘といった雑貨類に加え、テントも用途として想定する。
〈多彩な切り口で課題解決提示〉
豊島は、東京本社(千代田区)で27春夏向けの総合展示会を開催している。31日まで。今回は展示レイアウトを大幅に刷新した。素材、雑貨、原料・ライフスタイル、デジタル技術で企業を変革するDX(デジタル)、生成人工知能(AI)、ライセンスを横断する形で、課題解決につながる商品やサービス、各種取り組みを発信している。
「未来循環素材」として、インドのジュートをアパレル製品に向けて提案する。
「アーバンテック素材」では、和紙糸「WAGAMI」(ワガミ)と合繊の組み合わせで、機能性を普段使いのアイテムに取り入れやすくすることを伝える。





