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帝人フロンティア 「まるごと防災」拡充

2026年08月03日 (月曜日)

 帝人フロンティアは、総合防災プラットフォーム「まるごと防災」のラインアップ拡充を進めている。初期消火に使用できるフェーズフリーブランケット「プルシェルターブランケット」を開発し、2026年中に販売開始を目指す。そのほか、室内の安全対策に役立つ製品の充実を図る。

 まるごと防災は、屋内安全対策、事業継続計画(BCP)、備蓄・水防対策の自助・共助・公助を補完するための基盤。単独ではなく他社と連携することで、帝人フロンティアが独自に開発した製品に加え、什器(じゅうき)類転倒防止器具や簡易トイレ、止水板など、災害対策製品の総合提案を可能にしている。

 展開製品も拡充しており、新たにプルシェルターブランケットを開発した。この製品は、アラミド繊維と難燃アクリルを複合し、耐熱性と初期消火性能を兼ね備える。普段は、膝掛けやソファーカバーなどで使用することができるフェーズフリー商品だ。

 製品は今年初めに完成し、一部は介護施設などに納入しているが、本格展開はこれからとなり、年内の販売開始に向けて準備段階にある。店頭や電子商取引(EC)サイトなど、さまざまな販路での展開を視野に入れている。

 開発では、室内の安全対策に貢献する製品の提案を強化する。耐熱や消火機能を持ち、防災カーテンに位置付けている「プルシェルター」、延焼防止に役立つカーテンフック「プルック」、什器類転倒・移動防止器具などをそろえるが、ガス検知器などの追加も検討している。

 今年11月には、国難級の大規模災害に備え、国民の命と暮らしを守ることを目的とした防災庁が発足する予定。同社は、総合的な防災・減災対策の構築を目指す「まるごと防災協議会」などを通じて、防災関連製品の新たな基準づくりを国などに働き掛けていく必要があるとの認識を示した。