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東レ/CFRP補修補強技術/国交省「活用促進技術」に

2026年08月04日 (火曜日)

 東レは、真空含浸成形法を用いたCFRP(炭素繊維強化プラスチック)補修補強技術「現場VaRTM工法」が、国土交通省の「令和8年度活用促進技術」に選定されたと発表した。社会インフラの維持管理分野での有用性が評価された。

 この技術は、航空機や風車ブレード、自動車などのFRP(繊維強化プラスチック)構造物の成形に用いられる従来のVaRTM技術を応用した。腐食や減肉が進行した鋼構造物などに用いた場合でも補強材内に空隙が生じにくく、形状追従性の高いCFRP補強材が成形できる。

 樹脂の飛散を防ぎ、養生中の天候変化の影響を受けにくいなど、施工性に優れる。溶接などの火気作業を必要としないため、防爆区域など火気使用が制限される環境にも適用可能。炭素繊維は軽量で腐食せず、工期短縮や工事費の削減も期待できる。

 今回の活用促進技術への選定を契機に、道路構造物、送電鉄塔、船舶・海洋構造物など、腐食対策や補強が求められる鋼構造物分野で同技術のさらなる適用拡大を図る。施工会社、インフラ保有者、関係機関との連携を通じて、国内外の社会インフラの長寿命化と維持管理の高度化に貢献する。