カジテック 海外攻勢で副資材拡大

2026年08月05日 (水曜日)

 プラスチックホック主力の副資材製造卸、カジテック(大阪市中央区)の上半期(2026年2~7月)売上高は、海外向けとアパレル以外の販路が好調に推移し前年同期を上回り、計画も超えた。通期は電池卸事業からの撤退により前期比横ばいを見込む。今後は海外向けのさらなる拡大を狙う。

 26年1月期は、過去最高業績だった前の期に比べ、微減収微減益だった。相互関税問題を背景に一時期海外向けが全般的に低調だった。海外向けは今期に入って回復している。

 海外市況の回復に伴い、海外向け副資材販売のさらなる拡大を目指す。4月にはベトナム・ホーチミンの繊維関連展示会「サイゴンテックス」に出展し、今月開催の「インターテキスタイル上海」にも出る。今期からはベトナム法人に日本人駐在員を常駐させ、「ベトナムでの事業拡大を加速させる」(梶浦昇社長)。拡大対象は日系アパレル、海外アパレルの両方。そのほか、中国、インド、ミャンマー、バングラデシュなどでも商量拡大を狙う。

 商品戦略としては、主力のプラスチックホックで「中国勢に対抗するために」色数を含めたバリエーションを広げるほか、独自のホック開発を加速させる。

 独自開発品としては、表面にホックの頭部分が出ない「サン・コンシールド」の拡販に期待する。バネ・ゲンコを薄くし、生地の中に入れ込むことでホックが外から見えない仕様。「ホックを見せたくない」というニーズに対応したもので、同社によればプラスチックホックでは業界初の商品という。

 昨年から韓国企業と日本での独占販売契約を結んで展開する、シューズやサポーターなどに使用されるダイヤル式留め具「スピンオン」の提案も強化する。