ごえんぼう

2026年08月18日 (火曜日)

 盆が明け、8月も終わりに近づいてきた。関西では、この後、地蔵盆と呼ばれる伝統行事が行われる。子供の頃は地蔵盆を迎えると夏休みの終了を実感した▼地蔵盆は、地蔵菩薩(ぼさつ)を祭り、子供の無病息災を願う。寺などが主催する大規模なものではなく、町内会など地域で運営する。供え物の買い出しをはじめ、準備は大変だったようだ。自分の住む町内では、いつの間にか開かれなくなった▼地蔵の前掛け(よだれ掛け)や頭巾には、子供の厄をよける願いと魔よけの意味が込められているそう。地蔵盆の前に着け替えられることが多い。前掛けや頭巾に赤が多いのは、災いを払う色として選ばれているのだという▼鮮やかな赤ではなく、鳥居の朱色に近かったという記憶がある。諸説あるが、地蔵盆は江戸初期には現在のような形になったそうだ。当時から赤だったのか。だとしたら色味は。過ぎ行く夏を前に、ふと思いをはせた。