クラレトレーディング/繊維事業、営業益2割増/スポーツ中心に伸ばす

2026年08月19日 (水曜日)

 クラレトレーディングの2026年1~6月期連結決算は、取扱高865億円(前年同期比8・3%増)、売上収益373億円(10・1%増)、営業利益36億7300万円(20・8%増)、経常利益37億9200万円(14・0%増)、純利益26億1300万円(13・5%増)と大幅増益だった。

 繊維関連事業は取扱高226億円(5・4%増)、売上収益165億円(4・9%増)、営業利益15億6900万円(19・4%増)と好調だった。

 衣料分野はスポーツ衣料を中心に製品販売が堅調。スポーツ用途は国内や中国でスポーツアパレル・アウトドア向けの販売が伸び、増収増益となった。ユニフォーム用途では、介護などヘルスケア分野が在庫調整の影響を受けた。一方、学校体育服と白衣は前年同期の水準を維持した。

 資材分野では、メディカル用途が商品構成の見直しで減収だったものの、採算性が改善し増益となった。その他の用途は中国向け原糸販売やゴム資材、土木・鉄道用途などが好調に推移した。人工皮革「クラリーノ」は、自動車向けで需要家の生産調整が響き、売り上げが前年同期を下回った。

 衣料、資材分野とも増収増益だった。

 通期は、取扱高1700億円、売上収益740億円、営業利益70億円、経常利益70億円、純利益50億円を見込む。第2四半期までは中東情勢に関する供給不安などにより需要は旺盛だった一方、第3四半期以降はその反動も想定される。中東情勢の影響を受けづらい分野の貢献もあり、取扱高を前回発表から80億円上方修正した。