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菅公学生服 ブレザー増産へ新工場

2026年08月26日 (水曜日)

 菅公学生服は25日、シャツ生産が主力の米子工場(鳥取県米子市)の隣接地に増設した米子第二工場(仮称)の竣工(しゅんこう)式を開いた。ブレザーやスカートを中心に生産する新工場に約23億円を投じ、増加するブレザー需要に対応するとともに、生産拠点の分散による事業継続体制の強化やスマートファクトリー化を進める。

 式には、尾﨑茂社長をはじめ、平井伸治鳥取県知事、伊澤勇人副市長ら計55人が出席。完成を祝ってテープカットを行った。尾﨑社長は「高品質で高耐久、安心安全な学生服を供給するという使命に向かってまい進する」と展望を語った。

 新工場は、25日から一部稼働を始め、2027年8月に本稼働する予定。敷地面積は約1万平方㍍、建物は鉄骨1階建てで建物床面積は約6800平方㍍。総投資額は約23億円で、そのうち鳥取県から約3億6千万円、米子市から約1億1700万円の補助を受ける予定。

 多様性への配慮などを背景に増加するブレザー需要に対応するため、ブレザーの生産ラインを新設した。増産に加え、都城工場(宮崎県都城市)をはじめとした南九州地域の既存工場と異なる拠点を設けることで、災害時などの事業継続体制を強化する。スカートの生産も2ライン増設する。

 裁断パーツや縫製完了品の運搬に搬送ロボットを導入して自動化したほか、縫製工程を自動化する機器を導入する。技術指導や意思疎通を円滑にするタブレット端末も活用し、品質と生産性の向上を目指すスマートファクトリーとして設計した。

 従業員数は約170人の見込みで、そのうち約50人を本稼働までに新規採用する。尾﨑社長は、「雇用創出を通じて地域経済の活性化に寄与したい」と話す。

 従来の米子工場には147人が残り、裁断と生産準備工程を担う。裁断ラインは3ライン増設する計画だ。7カ所の衛星工場を含む裁断を一手に担う。