インターテキスタイル上海/天然素材調、機能で商談活況/日系商社が新開発品訴求

2026年08月27日 (木曜日)

 【上海支局】今日27日まで中国・上海で開かれている「インターテキスタイル上海」の「ジャパン・パビリオン」では、日系生地商社が天然素材調や機能性を持つ新開発品を訴求している。各社の初日商談件数は、好調だった前年秋展並みとなるケースが目立った。

 ヤギは、希少なエジプト超長綿を用いた高級天竺を重点提案。36ゲージの超高密度ニットは、強撚糸によるシフォンのような軽やかな風合いが注目を集めている。

 サンウェルは、トリアセテート繊維やキュプラ繊維を使い、天然素材の風合いを追求した新シリーズを披露。環境配慮とファッション性の両立を図った現地開発品のウール混織物などが引き合いを受けている。

 現地での高付加価値の素材開発に力を入れる双日ファッションは、後染めでは綿100%からポリエステル、ナイロン使いのブロードやサテンなどの多彩な組織を訴求。先染めでは小ロットの別注にも対応できることをアピールする。ウールやカシミヤのような風合いで、金属糸による形状保持性と本革のような質感を両立させた綿・金属糸混紡のスエードが関心を集めた。

 宇仁繊維は「光沢」「デニム」「ジャカード」をキーワードに、糸からこだわり、日本の技術で織り上げ、独自のフィニッシュ加工を施したコレクションを提案する。ポリエステル100%のカットジャカードや、ストレッチツイードのプリント地などに引き合いが集まる。

 チクマは、厚みと柔らかな風合いを両立したボンディング素材や、光沢が美しいアセテートサテンなど、多彩な加工表現をそろえる。

 コスモテキスタイルは、綿の二重織にピーチ加工を施し、反発感のある表面感に仕上げた素材などを提案する。

 柴屋は、遮熱糸を用いた機能素材や、パイナップル葉繊維を混用した高密度ツイルなど、「天然×機能」を独自の切り口として打ち出す。

 シャツ地を軸としながら、内販向け商品の幅を広げている桑村繊維は、有機綿のストライプや太番手ネップ糸のチェックなどが好評だ。

 KIRARIは尾州や北陸の産地背景を生かし、「テンセル」リヨセル繊維やカシミヤを混用した軽量素材を提案。暖冬を意識し、秋冬らしい表情を保ちながら軽やかな着心地をアピールしている。