繊維ニュース

島田商事 「このまま欲しい」との声続々

2026年08月28日 (金曜日)

 副資材製造卸の島田商事(大阪市中央区)は副資材の用途提案を加速させている。独自の副資材を感度の高い最終製品サンプルに散りばめるように配置、顧客から「このまま欲しい」との声が寄せられるなど好評だ。7月から大阪、東京、広島の各拠点のショールームでこだわりの副資材を、製品サンプルと共に披露している。

 「エアーサーキュレーションダウンジャケット『オクタ』」と名付けたパフジャケットは、帝人フロンティアの引っ張り強度の高い「パズモ」を表地に使い、中わたには軽量・速乾・保温・高収納性の「オクタエア」を使用した。中わた同士を仕切る部分は無縫製。通常はホットメルトなどで熱接着するが、そこに同社独自の「エアーサーキュレーションテープ」を使用した。熱接着と違って空気の層ができるため通気性に優れ、中わたの暖かさがジャケット全体に行きわたる。

 中わたのオクタエアは伸縮性が高く、圧縮してもすぐに戻る。そのため丸めて畳んでも速やかに元の形に戻る。

 「ベックスエアーレインジャケット」は、暑さ対策としての腹部のポケットにポータブルファンを入れることを想定したレインジャケット。ファンをポケットに入れる場合、底部分をメッシュ構造にし、開いた状態にしておく必要があるが、ポケットの底部分のマチに形状記憶のパーツを入れることで簡単にカーブを付けられるようにした。

 手で曲げて使えるベンチレーションワッペンも装着。曲げて使えば空気穴を作ることができ、生地と肌の間に空間を作ることで蒸れを防ぐこともできる。「意匠性のあるワッペンはあるが、機能性のあるワッペンはなかった」として開発した。

 「エアーフォームポロ」は提案3年目の機能性ポロシャツ。肩線のエアーブローイングテープが衣服内の熱と湿気を排出し、襟には特殊な編み構造と形状記憶素材を組み合わせることで、美しいフォルムを長時間維持することを実現した。袖口はラウンドリブにより発汗時の肌へのまとわりつきを軽減。背面にはデザインスリットを入れることでさらに通気性を高めた。

 そのほか、柔らかく軽い特殊な磁石を使った副資材も訴求。ファスナーの代わりとして手軽に使える。