トップマン工業 無縫製・機能で高付加価値化
2026年09月02日 (水曜日)
バイアステープを主力とする副資材製造卸のトップマン工業(大阪府東大阪市)は、無縫製加工や機能素材を活用した高付加価値製品の開発を強化する。その製品化事例として新ブランド「AIR GRAVITY」(エアグラビティ)」を立ち上げ、第1弾となる吸収パッド一体型・無縫製メンズインナーを、今日2日から応援購入サービス「マクアケ」で先行公開する予定。
同社はこれまで、アパレル資材の開発・加工から製品OEM、自社商品の企画販売まで幅広い事業を手掛けてきた。今後は保有する素材・加工技術を単体で提案するだけでなく、具体的に製品へ落とし込み、既存商品の差別化や付加価値向上につながるOEM提案を強化する。
その第1弾のエアグラビティには、縫い目や段差を抑える無縫製技術と、ウエスト部に熱可塑性エラストマーを活用した同社独自の弾性素材を採用した。無縫製によって肌当たりや着用時の違和感に配慮し、弾性素材のしなやかに伸びて戻る特性を生かし、体に沿いやすいフィット感を目指した。
従来の失禁パンツや介護用品とは異なり、大人の男性が日常の身だしなみとして自然に選べる「エチケットウェア」をコンセプトとする。光沢を抑えた黒無地のシームレスインナーの内側に吸収パッドを一体化し、「見た目は、紳士の品格。内側に、パッド構造」「備えも、身だしなみ」という考え方で開発した。
吸収パッドは4層構造で、吸水・保水層には帝人フロンティアの高吸水・高吸湿繊維「ベルオアシス」を使用した不織布を採用。防水層には透湿フィルムを使用する。開発中試作品では第三者機関による吸水性試験を行い、高い性能を確認した。
商品はノーマル丈とロング丈、M・L・XLの3サイズを予定。ゴルフ、出張、会食、長時間移動など、すぐに席を立ちにくい場面も想定する。マクアケでの先行販売では、販売実績だけでなく、利用シーンや丈・サイズの選好など市場の反応を確認し、その後の自社ネット販売や商品改良につなげる。
エアグラビティは今回の男性用インナーを第1弾とし、今後も第2弾、第3弾の商品を開発する計画。無縫製加工や機能素材など同社が持つ技術を組み合わせ、「これからの時代にも選ばれる商品」へ既存製品をアップデートするという考え方を、ブランド開発とOEMの双方で展開していく。
東京ギフト・ショーでも披露
同社は2~4日に東京ビッグサイトで開催されている「東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2026」にも出展している。会場ではエアグラビティの製品を、無縫製と弾性素材の製品化事例として展示するほか、①無縫製②熱可塑性エラストマー活用の弾性素材③シリコンとテキスタイルを組み合わせて意匠性を付与する複合加工④熱による立体成形とその保持――という四つの技術を「資材→加工サンプル→製品」の流れで紹介する。
既存商品の差別化や付加価値向上を検討する企業との接点をつくり、継続的なOEMの受注につなげる狙いだ。





