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メルテックス 事業拡大へ体制整備

2026年09月04日 (金曜日)

 シキボウのインドネシア法人、メルテックスは、事業拡大に向け体制を整える。ユニチカの在インドネシア紡績工場から生産設備の移管を進めているほか、別の最新設備の導入も検討する。シキボウグループの販売会社との連携による同国国内販売も強化する。来期(2027年12月期)からの成果獲得を目指す。

 メルテックスの26年上半期は、中東情勢緊迫化の影響で、全体の約70%を占める日本向けの糸と生機の生産が落ち込んだ。中東向けの生地加工も苦戦し、前年同期比で減収減益となった。

 インドネシア国内向けは資材を中心に堅調に推移したものの、全体をカバーできなかった。

 下半期以降は反転攻勢に向けた取り組みを加速する。シキボウは、ユニチカの連結子会社だったユニチカトレーディングから衣料繊維事業のうちユニフォーム事業、寝装品事業、プリント事業、シャツ事業の一部を譲り受けた。メルテックスでは、ユニフォーム関連のオーダーの増加を見込んでいる。

 閉鎖が決まっているユニチカの在インドネシア紡績工場、ユニテックスから生産設備の移管も進めている。メルテックスは「50%ぐらいの進展状況だが、複重層糸『パルパー』の生産も始まっている」とし、設備の移管完了は「年内を予定している」とした。

 設備移管だけでなく、来期には最新の紡績設備などの導入も計画している。「ユニテックスの設備移転でパルパーの生産を始めるのと同じ観点」とし、生産能力の増強よりも生産品種の高度化や効率化などに主眼を置く。このため生産能力は大きく変化しない見通し。

 シキボウがユニチカから株式を譲り受けたシキボウマーメイドインドネシア(旧ユニチカトレーディングインドネシア)との連携も深化し、同国内向けを強化・拡充する。ベトナムやタイ、中国のシキボウグループとも連携し、日本以外からの受注比率を50%に高める方針だ。