コトセン 廃棄試験布を糸に再生
2026年09月04日 (金曜日)
デニム整理加工のコトセン(岡山県倉敷市)は、従来廃棄していた試験後の生地を糸に再生し、その糸で織ったオリジナル生地を販売する。
糸にする工程ではクラボウと協業し、裁断片などを独自の開繊・反毛技術で再資源化する「ループラス」を活用。生地はデニム・先染め織物製造の山足織物(同井原市)で織る。岡山県織物染色工業協同組合による安心・安全な染色加工のブランド「倉敷染」採用の生地として提案していく。
デニムの整理加工において、生地の品質を保つために検査、試験を行い、データを取った後の生地は不要となる。従来は廃棄していた年間約5㌧の試験布を有効活用する。
ループラスを活用し、このほど40~50反相当の糸を作った。オーダーを得てから生地を作る受注生産のような形式をとる。衣類向けだけでなく、かばんや資材向けなど、5品番の生地を用意する予定だ。
開発した生地は、10月7~9日に東京ビッグサイトで開かれる「FaW TOKYO」(ファッションワールド東京)のエシカルファッション協議会(岡山市)のブース内で披露する。渡邉将史社長は「量産ではなく、欲しいと思ってもらえる人たちに販売していきたい」と話す。
ユニフォームブランドを一般向けに
コトセンは、「はたらくをたのしむ」をコンセプトとする自社ユニフォームブランド「ラダー」から、一般向けの商品を新たに打ち出す。仕事でもプライベートでも着用できるダンガリーシャツやアロハシャツをそろえる。
ラダーは、デニムの整理加工に携わってきた知見を生かし、2021年に立ち上げたブランド。従業員のモチベーションを高めるような、フルオーダーのユニフォームやグッズを提案してきた。
ブランドを広く発信するため、一般向けの商品を作った。ダンガリーシャツはインディゴ、フェードブルー、サックスブルーの3色。独自柄を施したアロハシャツも用意する。
まずはクラウドファンディングを実施する。今月9、10日に国立代々木競技場第一体育館で開催されるファッションの合同展示会「トラノイ・トーキョー」でも発信する。





