この人に聞く/AFF社長 黄 雨晨 氏/50回の節目も通過点
2026年09月18日 (金曜日)
中国のOEM・ODM企業などが一堂に会する展示会「第49回AFF・東京2026秋」が今日18日まで東京都江東区の東京ビッグサイトで開催されている。約250社が出展し、品質や機能を重視した製品を提案している。主催者であるAFF(さいたま市)の黄雨晨社長に見どころなどを聞いた。
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――今回展や出展企業の特徴は。
大きくは四つあると考えています。一つは出展各社が開発力や企画力を高めていることです。ある企業は30年以上にわたってデニムの開発を続けてきました。今では生地の開発から商品企画、サンプル作成、品質管理など、顧客と一体となってモノ作りを行っています。
二つ目は機能性の付与です。速乾やUV対策、通気性など、日本の暑さに対応した機能素材をそろえています。三つ目がロットへの柔軟な対応です。小ロット・短納期の生産は中国国内で、大ロットは海外で生産することでさまざまなオーダーに応じています。四つ目はシルクをはじめ、伝統技術を生かした提案です。
――円安基調が続いています。日本市場向けは厳しいのでは。
円安だけでなく、人民元高や人件費上昇もあり、難しい状況と言えます。ただ、中国企業の日本市場開拓の意欲は衰えていません。価格勝負だけでなく、各社がさまざまな工夫を行い、特徴のある、魅力的な商品を打ち出しています。
例えば、出展企業の一社は、中国の伝統的な生地である香雲紗を提案しています。今回の展示会が開幕する前は「日本のバイヤーに受け入れられるか心配」と話していましたが、ブラウスやワンピースなどで使いたいといった声が寄せられているそうです。
――日本市場は魅力的なのですか。
世界中でさまざまな問題が起こっていますが、日本は比較的安定した市場と捉えられています。日本企業と長く取引している企業はもちろんですが、欧米市場向けを主力としている企業も日本市場向けを増やしたいと考えているようです。
――AFFは次回が50回の節目です。
第1回は2003年に開催しました。当時は50回も続くとは誰も思わなかったかもしれません。繊維・ファッションにおける日中両国企業の発展に貢献できたのではないかと誇りに思います。
今後は、ファッションだけでなく、ホームテキスタイルやホテル用品、ギフト、ペット関連などのカテゴリーも充実できればと考えています。50回は節目ですが、通過点でもあります。これから一つ一つ積み重ねていきます。





