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アツギ/〝破れやすい〟を変える/連携で開発・販路幅出し

2026年09月18日 (金曜日)

 アツギは、他社との協業・連携によって商品の開発や提案の幅を広げている。タイツのように破れにくさとストッキングの透明感を併せ持つ「スゴスト」がその一つで、東レと共同開発した独自糸を使用している。同商品は、既存販路に加え、ストッキングの着用が必要な業種・職種との連携を通じて、新たな販路を開く。

 スゴストは、強度と透明感の両立が特徴で、ふくらはぎ部分の摩擦耐久回数は、ベーシックタイプで2万回以上を達成。27春夏の新商品であるシアータイプも1万回以上となった。アツギの女性従業員20人以上を対象とした着用試験では、75%以上が破れずに30回以上着用できた。

 サブヤーンに使用するナイロンバイコンポーネント構造糸が、強度と透明感の両立を可能にした。東レと共同で開発した独自素材で、性質の異なる2種類のポリマーを貼り合わせて高いストレッチ性とキックバック性を付与し、さらにスゴスト用にカスタマイズした。

 アツギの日光信二社長は「東レとの共同開発に本格的に取り組んでいるのは今年に入ってから。同社の高い技術力を生かした機能素材を活用していきたい」とした。また、「現在もいくつかの開発案件があり、技術部隊同士が定期的に会議を開いている」としている。

 スゴストの販売拡大の一環として、ストッキングの着用機会が多い航空業界との連携も模索している。航空業界との取り組みについては「海外への参入も考えている」(日光社長)とした。