プロミネント〈ベトナム〉 内販、欧米向け拡大へ
2026年09月25日 (金曜日)
伊藤忠商事グループのベトナム法人、プロミネント〈ベトナム〉の2026年4~9月期は、ほぼ計画通りの推移となり、売上高は前年同期比微増、営業利益は10%増となった。「安価で大口の案件は周辺国にシフトする傾向が強まっている」と対日縫製品事業には逆風も吹くが、中国のグループ会社との連携など「総合力を発揮して」内販と欧米向けの拡大を狙う。
上半期の対日縫製品は、一般衣料が堅調だったものの、コスト競争の激しいユニフォームが周辺のミャンマーやバングラデシュにシフトする流れが強まっている。増益には人員の若返りやシステム導入などによる経費削減が寄与した。
内販は着実に伸びており、売り上げの20%を占めるに至っている。出資も行った現地SPAのコーウィルがその中心役だが、他にも3件の現地アパレルと継続的に取引しており、今後も「企画、提案のスピードを発揮して現地顧客を増やしていく」。同国繊維公団ビナテックスとの戦略的資本提携を背景にしたコスト競争力や、ベトナム人デザイナーを採用したことなども強みになる。
中国グループ会社の伊藤忠繊維貿易〈中国〉(ITS)との連携強化も成長の鍵と位置付ける。伊藤忠繊維カンパニーはスポーツ強化という全体方針を受けて、ITSではデサント関連などの生産が活発化している。その一部がベトナムにもシフトしてきていることなどスポーツ分野の開拓が進展中。今後の人材戦略でも中国語を話せるスタッフを重視していく。
地産地消の流れが強まる中、「川中強化」も重視する。コーウィル向け製品に使う生地のほぼ全量を同国内で調達するなど既に進展を見せているが、今後も「織り・編み、染めに精通する人材」を積極的に採用するなどで素材開発と調達バリエーションの拡大を進める。その機能をスポーツ分野の開拓にもつなげる。





