繊維ニュース

トンボ/スポーツ伸長で2.1%増収/製造原価上昇響き営業減益

2026年09月30日 (水曜日)

 トンボの2026年6月期連結決算は、売上高が前期比2・1%増の471億円となった。スポーツ部門などが伸長した一方、資材・副資材、人件費、物流費など製造原価の上昇が利益を圧迫。営業利益は12・2%減の16億4400万円、経常利益は7・5%減の16億7800万円となった。純利益は9・9%増の14億2千万円。

 部門別では、主力のスクールが0・9%増の350億円。都市部では高校の私学無償化を背景に私立高校の生徒数が増加した一方、都市部以外では入学者減の影響を受けた。猛暑による夏季の体育着通学の増加も夏服の売り上げに影響した。中学校のブレザー化市場では、メーカー指定を堅調に獲得した。

 スポーツは7・8%増の85億4千万円。ビクトリー、ヨネックス、アンダーアーマーの主力3ブランドが新規採用に寄与した。自社ブランド「ビクトリー」は発売10年で累計採用校数が900校を超えた。ヘルスケアは1・2%増の30億1千万円で、新商材のリカバリーウエアが始動した。

 「イノベーション520」を指針とする中期経営計画の初年度となり、原価抑制を課題に、ロス削減、商品の集約化、仕様の標準化などを進めた。

〈今期は売上高500億円へ〉

 今期は売上高500億円(6・0%増)、営業利益21億円(27・7%増)、経常利益21億円(25・1%増)、純利益15億円(5・6%増)を計画。製造と販売の一体化を進めるほか、全社員から新規事業のアイデアを募る「スタートアップ160」を立ち上げ、今期中に新規事業の骨格を決定する。