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トンボ/スポーツとヘルスケア伸ばす/新たな販路に調剤薬局も

2026年10月06日 (火曜日)

 トンボは、スクール事業でスポーツウエアの市場占有率拡大を図る一方、ヘルスケア事業を次の柱に育てる。昇華転写などを強みにスポーツ分野の拡大を図ることに加え、ヘルスケア事業でリカバリーウエアの販路を広げ、シニア層を中心に市場を開拓する。

 スクールは今期(2027年6月期)、スポーツで前期比7・8%増となる90億円の目標を立て、市場占有率の拡大に注力する。自社ブランド「ビクトリー」の高機能素材「ピストレ」の豊富なラインアップに加え、学校ごとの特徴やロケーションをデザインに取り込むことができる昇華転写を強みに攻勢を強める。

 これに向け、昇華転写用のプレス機を紅陽台昇華センター(岡山県玉野市)に1台増設。生地をセットする際の労力を軽減するほか、色ぶれなどの問題を減らし、品質の向上と安定化につなげる。藤原竜也社長は、「現状約10%のシェアを20%まで高める」と展望を話す。

 スクールに続く事業の柱として注力するのが、ヘルスケアだ。ヘルスケア本部と事業開発本部を同じグループに置く市場戦略本部を新設する組織改編も実施。主力のスクール事業とは異なり、BtoCが主力となるリカバリーウエアの拡販に向けて、「マーケティングの力を生かして市場を開拓する」(藤原社長)。

 今期は、シニア層をターゲットに企画した「MEGURU KIRAKU(めぐるきらく)リカバリーウェア」で売り上げで7億円の目標を掲げる。9月からアンバサダーに落語家でタレントの笑福亭鶴瓶さんを起用し、首都圏を中心にCMの放映を開始するなど販促活動を強化する。

 販路は、自社電子商取引(EC)サイトと制服販売店に加え、調剤薬局で販売する。機能を十分に説明することで、購買意欲を高める狙いがある。最終的には調剤薬局の取り扱い店舗を千店まで増やす計画だ。シニアの視聴者が多いテレビショッピングでの販売も計画する。