LIVING-BIZ vol.135(11)/ニトリ/ビジネスガイド社/大阪ギフト・ショー/昭和西川/うすい

2026年10月16日 (金曜日)

〈ニトリ/高機能・快適寝具拡充/圧縮ベッドも投入〉

 ニトリは26秋冬、寝具領域で機能性と快適性を高めた新商品を拡充している。TAフロンティア(旧帝人フロンティア)と共同開発した「Nキレイ」シリーズでは、弱酸性の美容成分を保持する生地を用いた“寝具型化粧品”を訴求。掛けカバー、シーツ、枕カバーに加え、ルームウエアやパジャマ、手袋、靴下などにも広げ、寝る前から肌ケアをサポートする。

 保湿成分入りの「Nうるる」シリーズは、肌触りの良さが好評で残暑期から売れ始めた。静電気が起きにくいのも特徴で、敷パッドや毛布などをそろえる。「Nウォーム」からは、疲労回復の「Nミラク」を融合した極暖タイプも登場。暖かさに新たな価値を加えた秋冬寝具を増やす。

 マットレスに続き、圧縮梱包(こんぽう)のベッドフレームを投入。その日に持ち帰ることができ、配送の物流効率向上による価格訴求も可能にした。ユーザー自身が短時間で組み立てられる仕様で、都市部の単身者や若年層の需要に応える。

 26秋冬は、デコホームやNプラス、島忠を含め約7千アイテムの新商品を投入。新商品比率を約35%へ引き上げるとともに、コーディネートを再強化する。家具・家電・ホームファッションを横断した八つのトータルコーディネートを軸に、ビンテージ、ナチュラル、北欧、和モダンなどの空間提案を順次展開し、売り場刷新による客数回復を進める。

〈ビジネスガイド社/境界超える「L×D」/多彩な企画で価値創出〉

 暮らし方から住まいをデザインするリノベーションの見本市「第21回LIFE×DESIGN」(L×D)が、2027年2月24~26日に東京ビッグサイト西1・2ホールとアトリウムで開催される。主催はビジネスガイド社。

 新たに「境界をこえる デザイン・クラフト・リノベーション」をテーマに掲げ、家具、インテリア、建材、クラフト、伝統工芸など多様な領域を横断し、新しい空間価値を提案する。

 目玉企画の「アクティブデザイン&クラフトフェア」は、バイヤーの山田遊氏ら4人のディレクター体制を継続しつつ、独自のアイデアや機能性を審査する企画として内容を強化。デザイナー主体の新規プロジェクトを発信するアトリウム特別企画「フォーカルポイント」では、製品の中心点といえるデザインコンセプトを、空間演出とグラフィックによって鮮やかに表現する。

 人気の「サウナフェア」では設備から雑貨、食品まで関連商材を集めるとともに、著名人による「サウナフェス」を拡充。同時開催するトータルインテリアの「リビング&デザイン」では、前回好評だった建築家の永山祐子氏がディレクターを続投する。建材のアップサイクルを含め、建築・設計事務所やディベロッパーを引き付ける企画を展開する。

〈大阪ギフト・ショー/洗いやすいマットレス訴求/サロンなど業務用寝具も〉

 9月に大阪市内で開かれたパーソナルギフトと生活雑貨、販促品と企業ギフト、マーケティングの見本市「第68回大阪インターナショナル・ギフト・ショー2026」(ビジネスガイド社主催)で、寝具関連出展企業は洗いやすいマットレスや業務用寝具をアピールした。

 寝具製造販売のオーシン(福井県越前市)は、自社工場で製造するポリエステル使いの立体構造編み物「エアーラッセル」を中材に使った洗えるマットレス「スゴ楽マットレス」などを訴求した。クッション材にはつり掛け用ループ「干せるーぷ」が装着され、市販のフックなどで簡単に干すことができる。立体網目構造の中材を採用し、浴槽に敷いてくつろげる「お風呂クッション」など、寝具以外に使えるアイテムも充実させている。

 寝具製造卸のHappy Sleep(大阪市中央区)は、サロンや整骨院、ホテルなどへ業務用寝具を訴求した。

 代表の長井照男氏は、大手寝具製造卸に36年勤め、業務用寝具を主に担当した。その人脈を生かし、信頼できる生産委託先を確保。高品質のウレタンマットレスや枕、羽毛ふとん、ベッドパッドを適正価格で供給する。

 意匠権登録済みの枕は、ウレタン製で頭と首部分にくぼみを設けて仰向けのフィット感を高めた。横向きで寝る場合は、左右の端部分を使用する。さらに凹凸形状で密着しても熱がこもりにくく、通気性に優れる。

 サロンや整体院向けにも販売し、美容用品専門サイトでは、「グミまくら」として高評価を得ている。

 三つ折りのウレタンマットレスやリカバリーウエアも提案した。

〈昭和西川「ムニーク」/進化系ビーズクッション登場/ムアツ素材リユースで〉

 昭和西川は、セルフケア発想の進化系ビーズクッション「ムニーク」を開発した。「自分を甘やかす、優しい時間」をコンセプトに、くつろぎの姿勢に自然に寄り添う。

 基幹ブランド「ムアツ」のマットレス製造時に生じるウレタンを、中材にブレンドした点が最大の特徴だ。一般的なポリエチレンビーズ100%使いより、へたりを抑え、既存品の“へたりやすい”“体勢が固定されやすい”といった弱点を克服。形状変化の自由度を高め、長期間使っても心地よさを保つ耐久性を実現した。

 ネックピロー、ホールピロー、抱き枕、キューブクッション、L字クッションの5種類をラインアップ(4400~2万7500円)。座る、寄り掛かる、抱えるなど、種類に応じて使い分けられ、移動中や机上での仮眠、在宅のくつろぎ時間の質向上を図る。

 直営店を皮切りに、各種通販サイトで発売する予定。製造時に生まれるウレタンを生かした独自性と環境配慮を基に、企業の健康経営支援なども視野に展開を広げる考えで、寝室領域に加えリビング領域も訴求していく。

〈うすい/弁護士に事後を委任〉

 信用交換所によると、寝具卸のうすい(実質本社:埼玉県八潮市)はこのほど、事後を隅田敏弁護士(同越谷市、ポラリス税務法律事務所、電話048・963・5558)に委任した。

 1980年東京都足立区で創業。ふとん、マットレス、枕などの寝具を中心に一部カーテン、カーペットを扱い、大手ディスカウントストア向けのプライベートブランド商品のOEMを中心に手掛け、2012年7月期には年商6億円を計上していた。

 しかし、その後は市況低迷などから減収基調となり、赤字期が散見される債務超過に陥っていた。1社依存からの脱却を目指し、取引先の開拓に取り組んだものの、奏功せず、事業継続を断念して今回の事態となったもよう。