ファクトリエ/非フッ素でも高い撥水力/縫い目まで水を弾くチノパン
2026年10月28日 (水曜日)
工場直結型ファッションブランド「ファクトリエ」を運営するライフスタイルアクセント(熊本市)は、ブランド創業14周年を記念した限定商品を発売した。学生服、ジーンズの加工を主力とする晃立(岡山県倉敷市)と共同開発した非フッ素の特許撥水(はっすい)加工「ニューエバー」を施したチノパンは、菅公学生服が縫製を担う。学生服製造で培った技術を生かし、撥水性能と耐久性、着用時の快適性を追求した。
ニューエバーは、有機フッ素化合物(PFAS)を使用せず、従来のフッ素系撥水加工と同等の撥水力と持続性を目指して開発した加工技術。ファクトリエと晃立が約5年をかけて開発した。PFASを使わない撥水剤は、濃度を高めると生地が黄ばむ課題があったが、学生服の加工にも用いる真空加工技術を活用し、繊維の奥まで撥水剤を浸透させることで解決した。
縫製後の製品に加工を施すため、生地表面だけでなく、縫い目や針穴、ファスナーの隙間にも撥水効果が及ぶ。汚れを弾き、付着しても水で洗い流しやすい。
チノパンの縫製は菅公学生服が担当する。同社のマイスター制度の認定者の横佐古氏をリーダーに、専用の生産ラインと縫製方法を開発した。負荷がかかる部分を二重縫いで補強し、耐久性を高めた。
素材は綿95%で、毛羽の少ないコンパクトヤーンを高密度に織り上げた生地を採用。ドレスパンツのような端正な外観に仕上げた。伸縮性を備え、生地を薄手にすることで蒸れにくさにも配慮した。新色のカーキを加え、全4色で展開する。価格は1万7600円。サイズはS、M、L、LL。





