繊維ニュース

TAフロンティア スポーツの機能で新需要開拓

2026年10月30日 (金曜日)

 TAフロンティアの衣料繊維部門衣料素材本部テキスタイル第2部は、ユニフォーム向けテキスタイルにスポーツ向けの機能素材や技術を積極的に導入することで、ニーズの高まる涼感機能などへの対応力を充実させる。また、海外生産拠点を活用した商品ラインアップも強化する考えだ。

 テキスタイル第2部は、国内のスポーツアパレルやユニフォームアパレル向けのテキスタイル販売を担当する。2026年度上半期(4~9月)はスポーツ向けや官需が堅調に推移したことで売上高、利益ともに計画を上回ったもよう。スポーツは日本のスポーツアパレルの海外販売向けの生地輸出が拡大している。特に中国で日本のスポーツアパレルの販売が好調なことが追い風となった。

 一方、ユニフォーム向けはオフィスユニフォーム、ワークウエア、白衣ともに勢いがなかった。特に定番品の需要が鈍い。拡大が続いていた電動ファン付きウエア向けも流通在庫の増加から伸び悩んだ。ただ、別注ユニフォーム向けや防じん服向けなどは好調だった。スクール向けも流通在庫の調整が進んだことで、ここにきて回復傾向にある。

 下半期(26年10月~27年3月)に関して佐々木隆一部長は「スポーツは、下半期の今の勢いが続きそう。ユニフォームは別注向けを中心に販売拡大を狙う。そのためにスポーツ向け機能素材の要素をユニフォームにも積極的に導入する」と話す。

 特にユニフォームで涼感機能へのニーズが高まっていることから、高通気・ストレッチ織物「エアーインプレッション」、すだれ織構造による高通気・UVカット機能ポリエステル織物「爽多」などをユニフォーム向けに積極提案する。

 編み地も天然繊維調ポリエステル長繊維「トリクシオン」、汗処理機能素材「トリプルドライカラット」などを活用した生地を積極的に拡販。スポーツで評価が高まる中空8フィン断面ポリエステル長繊維「オクタ」を活用した生地もユニフォームに投入する。

 海外サプライチェーンの強化にも取り組む。中国の南通帝人、タイのタイナムシリインターテックスなど海外関係会社に加えてインドネシアの協力工場などを活用し、海外で生産するスポーツ素材をユニフォーム向けにも転用することで商品バリエーションの拡大を進める。