繊維ニュース

JTCC/グリーンウォッシュを問う/交流イベントで意見交換

2026年11月04日 (水曜日)

 繊維分野の技術士で組織する日本繊維技術士センター(JTCC)はこのほど、恒例の会員交流イベント「フェスタ26JTCC」を大阪府吹田市内で開催した。今回は環境表示や〝グリーンウォッシュ〟(見せかけの環境対応)問題に焦点を当て、講演やパネルディスカッションを実施した。

 基調講演として環境省大臣官房環境経済課の渕田祐介課長補佐が「改定版環境表示ガイドラインと企業に求められるグリーンウォッシュ対策」を報告した。今年3月に公表された環境表示ガイドラインの改定ポイントを解説し、グリーンウォッシュとして問題視されるポイントを海外の規制とも比較しながら紹介した。

 講演後、渕田課長補佐のほか、ミズノの松岡俊祐コンペティションスポーツ企画・ソーシング統括部長、ピエクレックス(滋賀県野洲市)の塩見孝宏開発部長と竹下将太開発部シニアエンジニア、JTCCの西中久雄理事長が参加して「グリーンウォッシュにどう向き合う?」をテーマにパネルディスカッションを行った。モデレーターはJTCCの伊勢智一理事が務めた。

 討議の中でJTCCの西中理事長から繊維リサイクルの現状と課題についての問題提起があり、参加各社の取り組みや、グリーンウォッシュ対策についての意見交換が行われた。

 会員が会社の取り組みや個人としての関心事を解説する「マイプレゼン」も実施。今回はNBCメッシュテック(東京都日野市)の藤田優佳氏、前田工繊の川端聡史氏、TTCGの小森一廣氏、東洋紡せんいの西田右広氏、蛭田理研(兵庫県西脇市)の蛭田朱音氏、日本衣料管理協会の近内麻乃氏、洛東化成(大津市)の井田寛氏、AVA健康Labo(神戸市)の平田耕造氏が発表した。

 そのほか、恒例の会員技術士による文化活動も紹介。写真や絵画、詩作、エッセイなど専門分野以外でも多彩な才能を見せる力作が披露された。