繊維ニュース

木質遮音パネル開発/帝人と奥村組

2026年11月04日 (水曜日)

 帝人と奥村組は、木造建築物向けに、高い遮音性能を持つ「木質ハイブリッド遮音パネル」を共同開発した。木造建築物の実大試験体で性能を検証した結果、同パネルを用いた乾式二重床は、設置前と比べて重量床衝撃音遮断性能が22dB(4ランク)向上した。

 新開発のパネルは、炭素繊維強化複合材料と木材を一体化し、合板の2倍以上の剛性を実現した。高剛性化によって遮音性能の向上を図っている。これにより床に加わる衝撃を広範囲に分散し、振動の増幅を抑制することで重量床衝撃音の低減に寄与する。

 防振ゴム付き支持脚を組み合わせた「木質ハイブリッド遮音パネル乾式二重床」は、多様な工法や構造形式に対応し、幅広い木造建築物に適用できる。今後はパネルの適用範囲の拡大を図るとともに、奥村組が計画する木造建築物への適用を通じて実際の建物での有効性を検証する。