ごえんぼう

2026年11月05日 (木曜日)

 芸術に親しみ、おしゃれを楽しむのにふさわしい季節になった。見慣れた街の風景も、季節が変われば違った表情を見せてくれる▼都内で現代美術を鑑賞した。作品と向き合う時間は、日常を少し離れ、感性を磨くひとときでもある。ファッションもまた、自分らしさを表現する一つの芸術だ。深みのあるボルドーやブラウンなど秋ならではの色を装いに取り入れるだけで、気分も変わる▼芸術を楽しむ心と、おしゃれを楽しむ心。その根底には、美しいものを見つけ、暮らしに取り入れたいという思いがある。社会人として、そんな心の余裕を大切にしたい▼美術館を後にし、帰り道に立ち寄った店で季節限定の牡蠣ラーメンを味わった。芸術の余韻に浸るはずが、気付けば話題はスープと牡蠣のうまみに。どうやらこの日の筆者には、芸術よりも食欲の秋の方が勝っていたようだ。感性を満たすにも、まずは腹ごしらえが必要らしい。