生活雑貨も加えて/伊藤忠PALが展示会

2002年08月09日 (金曜日)

 伊藤忠商事の香港アパレル・テキスタイル法人、プロミネントアパレル(PAL=堀田守社長)はきょう9日まで、同社東京本社内で展示会を開催、アパレルに加え生活・服飾雑貨も出展し、同分野の日本市場での拡販を狙う。

 生活・服飾雑貨では香港第3位の商社リンマークグループと提携、同社の中国をはじめとした商品生産・調達能力を生かす。また、日本市場での販売は「dico」などの雑貨ショップを手がけるキララ(大阪市、野口俊哉社長)とコラボレーションし、キララの企画ノウハウを商品生産・販売に活用する。

 PALはこれまで販促商品を一部手がけながらも雑貨を本格的に扱ってはいなかった。しかし、ライフスタイル提案を含めたパッケージでの商品供給を求めるニーズが客先から高まり、今年から本格的に取り扱いに乗り出すことを決めたもの。

 服飾雑貨ではアクセサリーやジュエリー、生活雑貨ではキッチンセットやガーデニング、置物など多彩で、「PALが柱とするアパレルとのパッケージ提案で顧客の要請に応える」(堀田社長)考えだ。

 ソーシングを担当するリンマークは北米市場向けが主力で、これまで日本市場での実績は少なく、PAL、伊藤忠との提携で輸出の拡大を目指したいとしている。