三菱レ/PPで水回り参入/新ブランド「ハイタッチ」

2002年08月14日 (水曜日)

 三菱レイヨンは、ホームユース向け水回りマットやラグ、ピースなどカーペット用の新規差別化ポリプロピレン糸を「ハイタッチ」のブランド名で近く発売する。アクリル紡績糸が主力の市場を狙いに開発したもので、マットメーカーや通信販売ルートが主販路になる模様だ。初年度100トン、2004年には300トンの販売量を計画している。

 「ハイタッチ」の発売は、約4万トンの市場規模にあるという家庭用のマットやラグ、ピース分野に新規に参入し、ポリプロピレン糸を定着させたいとする同社の新戦略となる。

 商品自体は肌触りにチクチク感がなくソフトなタッチと、自然な光沢感が特徴。同社の“マザーヤーン”展開の一貫で「ハイタッチ」では10色を常時在庫する。