三菱レ/タイMMAが停止
2002年10月03日 (木曜日)
完全復旧まで数ヶ月
三菱レイヨンは関係会社で、アクリル樹脂モノマーを生産販売するタイMMA(バンコク、三井正敏社長)が先月23日夕刻に発生した電気系トラブルにより生産を停止、25日夜に運転再開したが、完全復旧まで数ヵ月を要する可能性があるとの見通しを発表した。
国内の大竹工場はすでに45日間の定期修理に入っているため、同社グループは自社モノマー、ポリマーの生産、出荷などがひっ迫しかねない状態で「早急に沈静化すべく全力を挙げる」方針。
タイMMA社は97年にセメンタイケミカル、バンコクシンセティクス、三菱商事との合弁により設立。資本金は13億バーツで年産7万トンのMMA(メチルメタクリレート)モノマーを生産している。