高島屋/伊藤忠とコラボレーション/来春から4つのPB発売

2002年11月20日 (水曜日)

 高島屋は来春から、ファッションの「アズアイム」「デコロ アズアイム」、生活雑貨の「くらしすと」、食料品「味春秋」―の4つのオリジナルブランドを新発売する。

 “良質良価”をコンセプトに、毎日の暮らしに役立つ基本商品を、高島屋で最も値ごろ感のある価格帯で統一。4ブランド全体で年商66億円を見込む。

 「アズアイム(AsI’m=私らしく)」は、伊藤忠商事と高島屋、およびグループの商品事業関連会社・高島屋商事とのコラボレーションで開発した。45~54歳を主対象に、紳士・婦人カジュアルの単品アイテムと紳士ビジネスを展開する。

 30~35平方メートルの売り場をベースに、紳士肌着やナイトウエア、婦人ハンカチ、傘、マフラーなどもそろえる。

 「デコロ アズアイム」は55~64歳をターゲットとした紳士服・婦人服。デコロはイタリア語で上質・品格の意味。美しく年齢を重ねてきたシニア世代に、10~25平方メートルの売り場で、ビジネス・カジュアル両シーンにおける単品アイテムをコーディネートして提案する。

 両ブランドとも来年3月から全国16店舗でスタート。初年度は各27億円の販売を目指す。

 また「くらしすと」は寝具やタオル、エプロン、食器などをカタログ販売と売り場で展開する。ギフトを中心にしながら自家需要を考慮した商品構成だ。初年度は11億円の売り上げを見込む。