04春夏婦人服素材(5)クラレ「エルモザ」
2003年04月25日 (金曜日)
ヌバック調の織編物
クラレは、クラレトレーディングと共同で開発した高発色・高質感ヌバック調織編物「エルモザ」を04年春夏婦人素材として打ち出す。
この素材は、新規水溶性樹脂「エクセバール」とポリエステルとの複合繊維「ミント」シリーズのひとつである海島型の「マイクロミントUS」を使ったもの。「エクセバール」を加工段階で溶出することで、ポリエステル極細繊維が得られる。その際、繊維自体が収縮し、単糸が不均一に捲縮する。起毛によりこの単糸をほぐすと微細な空隙が出来、天然ヌバックに近い質感が生まれる。「エルモザ」は、このため、従来のスエード・ヌバック調人工皮革や合繊織編物を基布とする人工スエードとも異なる特徴を持つ。
一般的に極細繊維は濃染が困難であったが、「エルモザ」は、ランダム巻縮により光の反射を抑えているため、濃色でも高い発色性を持つ。
主な用途はスカート、パンツ、ジャケット、コートなど。加工のバリエーションもプリント、ボンディング、フロッキー、プリーツと多彩だ。




