オーガニック綿で新展開/伊藤忠商事、西川産業、WWFジャパン

2003年05月29日 (木曜日)

 伊藤忠商事、西川産業、世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)の3者は28日、インド産オーガニックコットン(無農薬有機栽培綿)を活用した新事業展開を発表した。

かねてからオーガニックコットン市場拡大のためリーズナブルな価格設定を模索していた伊藤忠商事は、同糸の世界流通量約7000トン中35%を押さえる糸商、スイスのリメイ社と提携。同国オーガニック認定協会であるバイオ・インスペクタの認証を得てリメイ社が管理するインドの農場・紡績から、米国産の約3分の2という価格でオーガニックコットンの輸入に成功した。

販売価格は20/1で1キログラム当たり800円前後。糸売りベースで今年度200トン、3年後500トンの販売を予定している。

 製品化第1弾は、西川産業との提携による寝装品類。WWFジャパンのパンダマークを付けたWWFライセンス商品として展開し既存商品との差別化を図る。売り上げの一部はWWFを通じて自然保護活動の資金に充てられる仕組みだ。

西川産業は産地メーカーとの協力により、綿毛布7000~8000円、綿ハーフケット4000~5000円、バスタオル2500~3000円など、通常品と同等の価格を実現。今秋冬物は部分的に化学染料を用い、デザイン面でも従来のオーガニック製品と一味違うテーストに仕上げた。今後は製造工程で化学薬品の使用を極力抑えた商品開発も検討していく。

西川チェーン専門店や百貨店など一部で発売しているが本格販売は8月下旬から。大手GMSも含め、初年度は1億円(上代ベース)の売り上げを見込む。

なお、伊藤忠商事では寝装品を皮切りに、インド産オーガニックコットンを使用した肌着や靴下など、WWFライセンス商品のアイテムを拡大していく。