伊藤忠ら3社/トゥミジャパン設立

2003年06月23日 (月曜日)

長期的な安定商権築く

 伊藤忠商事は20日、米国のかばんブランド「TUMI(トゥミ)」の日本での販売を強化するため、日本現地法人「トゥミジャパン」(東京都港区、森下宏明社長)をこれまでの総販売元のエース(東京都台東区、濱月清社長)、米トゥミ社(米ニュージャージー州、チャールズ・J・クリフォード会長兼CEO)と共同出資で設立した。長期的な安定商権の構築を目指し、広告宣伝の強化、直営店の出店などを進める。

 新会社は資本金3億円で、エースが84%、伊藤忠が15%、トゥミ社が1%出資した。トゥミ製品の輸入販売を手掛ける。

 予定では、今秋にブランドの中核を担う新商品群を発表する。関東、関西地域で新たに直営店を出すことも計画中。百貨店の店内店舗の出店も積極的に進める。5年後の売り上げは小売りベースで50億円を見込む。3社は98年に協力関係を結んで以来、日本市場で毎年売り上げを伸ばしていた。