ジャパン・クリエーション2004/「川中」の挑戦(35)IT(下)

2003年11月28日 (金曜日)

 ユカアンドアルファは、企画から生産までの工程を、アパレル内の各グループがブラウザ上でデータを共有できる企画管理システム「アルファユニファイ」を出展する。データ検索はビジュアル化され、Web上で稼働する帳票機能も持つ。

 また、デジカメによる型紙データの取り込みを提案する「アルファトレース」も出展する。デジカメで撮影したデータをアパレルCAD「スーパーアルファプラス」に取り込み、ディジトレース機能でCADデータ化するもの。型紙という知的資産の管理・活用に重宝する。

 同社が出展するのは、繊維ファッションSCM推進協議会(SCM推進協)がITソリューション・ゾーンに出展する形で開く「繊維ファッションシステムフェア」内。20小間にSCMソリューションベンダー16社が集まる。今回のトピックスである。

 ここでのキーワードとして挙げられるのが「アウトソーシング」だ。コア業務への集中と選択を進めるアパレル関連企業が、他の周辺業務を丸ごと委託できるソリューション提案である。

 富士通は「アパレル業界向けBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービス」(仮称)を出展。情報システム、物流、経理、生産管理、取引先とのEDIといった業務を、複数企業で共同利用するインフラ上で稼働させ、ローコストの業務アウトソーシングを実現する。

 センコーはアパレル企業向け「ベストパートナー・システム」を出展する。衣料品流通における調達から供給までの一貫した物流サービスを提供するシステムだ。テンタックはアパレル副資材の海外生産システムを紹介。ブランド値札や洗濯ネーム、価格タグなどを国内のテンタックセンターで印字データ加工し、海外工場へデータ転送。即時に印字発行するシステムだ。

 三井物産のインターネット利用SCM基盤ソフト「WSS」は、インターネット上にデータベースを構築することで、ユーザー各社の既存システムと連携した共通システムを実現するもの。ユーザー企業のデータがそのまま使えるため、独自のシステムを構築する必要がない。高度なセキュリティも保証されている。