東洋紡から「屋内干し」/速乾素材の販売拡大へ

2003年12月01日 (月曜日)

 東洋紡は来春夏向けから、ポリエステル50%・綿50%混の織物「ドライファスト」や形態安定加工「東洋紡ミラクルケア」の素材群を、新たに「屋内干し」という商標(申請中)でアパレルなどに提案する。

 「ドライファスト」は吸水性に優れたY字型断面のポリエステル繊維を用いた素材。織り変化をつけることで通気性もよくしている。これに抗菌防臭加工「エピスコール」、抗菌加工「バイオシル」、消臭加工「デオドラン」、制菌加工「エスメーロ」などを組み合わせることで、洗濯後に部屋で干しても臭いを抑制する素材となる。ドレスシャツ用途を中心に販売量は昨年の8万メートルから今年30万メートルと大幅に増加する見通し。 

 「東洋紡ミラクルケア」は形態安定シャツの先駆けとして93年の販売当初爆発的に売れた加工。樹脂加工とは違い、ガスによるVP加工を施すことから、吸水速乾性に優れる。

 実験でも温度20度、湿度65%の無風状態で、濡らした生地を水分率5%になるまで測った場合、「ドライファスト」使いの素材は通常の綿ポリエステル混素材に比べ12%以上、「ミラクルケア」加工を施した綿100%素材は普通の綿100%素材に比べ20%以上速く乾く。