JC2004の見どころ/SCM推進協がコラボ出展~IT関連の見どころは~

2003年12月02日 (火曜日)

繊維ファッションシステムフェア16社で併催

 「ジャパン・クリエーション(JC)2004」には、従来通り「ITソリューション・ゾーン」が設けられる。アパレル、テキスタイルメーカーの企画力を向上させるCADシステムをはじめ、TA(テキスタイル=アパレル間)、AS(アパレル=縫製)からRA(小売り=アパレル)までの幅広い範囲で、SCMをスムーズに実現するシステムが集まる。

 今回のトピックスは、繊維ファッションSCM推進協議会(SCM推進協)が、ITソリューション・ゾーンに出展する形で、従来は「繊維ファッションSCM日本大会」と併催してしいた「繊維ファッションシステムフェア」を開催することだろう。

 同ゾーンの20小間に、SCMソリューションベンダー16社を集め、3、4の両日には、出展社によるITセミナーも行われる。フェアへの主な出展社の見どころを紹介する。(文中写真はいずれも前回のITソリューション・ゾーンから)

ユカアンドアルファ

 CADシステムの同社は、コラボレーションウエア「アルファ・ユニファイ」を中心に出展。企画から生産までの工程を、アパレル企業内のグループユーザーが、ブラウザ上でデータを共有して管理・運用できる企画管理システム。データ検索のすべてがビジュアル化されており、使いやすい。

 ウェブ上で稼動するシステムとしては初の帳票機能も持ち、ユーザー仕様にカスタマイズも行う。

 ほかに、大幅にバージョンアップした「スーパーアルファプラス」、アパレルCAD用デジカメ入力システム「アルファトレース」を出展する。

富士通

 「アパレル業界向けBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービス」(仮称)を出展する。情報システム、物流、経理、生産管理、取引先とのEDIといった業務を、複数企業で共同利用するインフラ上で稼動させ、ローコストの業務アウトソーシングを実現する新しいサービス。

富士通エフ・アイ・ピー、ビッグバン(合同出展)

 日本アパレル産業協会が標準的な物流EDIシステムとして構築した「JAICS―L」を出展する。統一の荷札、送り状、代行依頼書により、アパレル物流で手間暇がかかる荷渡し作業を合理化し、管理レベルを向上させる。EDI環境では、送り状・代行依頼書レスと運賃請求データ送信による運賃自動照合が可能となり、大幅な作業の簡素化が実現される。

センコー

 アパレル企業向け「ベストパートナー・システム」を出展する。衣料品流通における調達から供給までの一貫した物流サービスを提供するシステムだ。物流全般のアウトソーシングだけでなく、コンサルティング、物流システムの提供・構築、輸配送など、ニーズに応じたサービスを提供する。

テンタック

 アパレル副資材の海外生産システムと「T―NETオーダーシステム」を紹介する。

 ブランド値札や洗濯ネーム、価格タグなどを国内のテンタックセンターで印字データ加工し、海外工場(上海、香港、タイ)へT―NETシステムでデータ転送する。現地ではデータ受信後、即時に印字発行できるシステムだ。製品はユーザー各社が指定した納品場所に配送してくれる。

 印字用プリンターもシステム販売する。

三井物産

 インターネットを利用したSCM基盤ソフト「WSS」と「イントラロジス」を出展。

 「WSS」は、インターネット上にデータベースを構築することで、ユーザー各社の既存システムと連携した共通システムを実現する。ユーザー企業のデータがそのまま使えるため、独自のシステムを構築する必要がない。高度なセキュリティも保証されている。

 「イントラロジス」は、SPAを志向するアパレルや倉庫業向けのSCM物流基盤ソフト。倉庫、本社、小売り店頭など関連企業間の情報通信をはじめ、ブランド別の一覧機能、マテハン機器のリモート制御、POSと倉庫の情報統合による在庫管理、顧客管理、販売分析も可能だ。