ジャズの「ブルーノート」/伊藤忠の傘下に
2004年01月30日 (金曜日)
伊藤忠商事繊維カンパニー・ブランドマーケティンググループは、ライカおよび同グループのブルーノートジャパン(ジャズクラブ運営)の営業権と資産を総額100億円で譲り受け、新生ライカをスタートさせる。29日、伊藤忠が発表した。ライカは昨年11月に民事再生法の適用を申請、このほど同法適用開始が決定していた。
伊藤忠は子会社でブランド管理会社のアイティーエフジャパンを受け皿会社とし、2月1日付で同社をライカに社名変更する。これにより、伊藤忠の100%子会社となり、旧ライカとブルーノート事業を継承。社長には伊藤忠ブランドマーケティング第2事業部ブランドマーケティング第5課長の諸藤雅浩氏が就任する。旧ライカの従業員全員の約1200人も引き継ぐ。
伊藤忠は、ブランド戦略の中核を担うアパレル企業のひとつとしてライカ事業を確立する方針。各地で展開する「ブルーノート」事業と合わせ、生活消費関連事業をさらに拡大するのが狙いだ。
新会社は、3年後の07年決算ではアパレル部門で250億円の売上高を目指す。