片木反毛/伊藤忠に紡績技術を指導
2004年04月12日 (月曜日)
不織布を中心に生産を行う片木反毛(大阪府泉南市)はこのほど、伊藤忠商事とリース契約を結び、インドネシアに紡機を移設し技術指導を行う。電気毛布向けのアクリル糸を中心に年間300トンの生産を見込み、今月中には稼働を予定する。
同社は、それまで再生ポリエステルの特紡糸を中心に生産を行っていたが、軍手の国内生産の急激な減少に伴い、不織布の生産を3年前から開始。
今回、不織布設備を更新するにあたって、稼働していなかった紡毛紡績設備一式(カード機、リング紡機、ワインダー、調合機、カバーリング機)を移管。すでに同社から技術者を含め、従業員4人を派遣している。