往来

2004年05月28日 (金曜日)

 「日本向け中国縫製品のレベルアップは目覚しい」と語るのは日本化学繊維検査協会(カケン)の中国拠点、上海科懇服装検験修整有限公司の五十嵐俊夫総経理。縫製技術の水準は国産と見劣りしないという。一方、最近の春夏物依頼で目立つのはUVカット、吸汗速乾など機能素材の性能試験。素材そのものは中国品が増えているが、こうした機能品はまだまだ日本品が強い。しかし縫製がそうであったように、「素材での技術キャッチアップも手をこまねいていれば時間の問題」と警鐘を鳴らす。技術開発が日本の生命線とは“耳にタコ”だが、年間20万点強を扱う検査機関からの指摘は重みがある。