カプロラクタム縮小/東レ

2004年06月01日 (火曜日)

 東レは、ナイロンの主原料カプロラクタムの名古屋事業場での生産から撤退する。現状は同工場年産8万トン、東海工場同9万トンの計17万トンだが、これを東海工場に集約し、同10万トン体制にする。

 同社は、ナイロン繊維などの内需が縮んだことで、その余剰カプロラクタムを輸出していた。しかし、粗原料のナフサが高騰したことで輸出採算が悪化。このため、輸出販売と生産を縮小する。