2004年06月03日 (木曜日)
明治22(1889)年の春、東京府南葛飾郡隅田村鐘ヶ淵に西洋の城郭を思わせる華麗な様式大工場が出現した。カネボウの前身である東京綿商社が建設した「鐘淵紡績所」で、当初から3万錘の紡機を備えていた。それから115年、カネボウはついに繊維事業からの「撤退」を明らかにした。このほどカ...