明石被服/一貫教育対応の制服

2004年06月14日 (月曜日)

 明石被服興業はこのほど、小中高一貫教育に対応した制服の新ブランド「テ・アシュ・デ ラ メゾン アレアンクラス」のデビューコレクションを、東京・新宿の新宿センタービルで開いた。新ブランドは畠山巧デザイナーとの協業による次世代型タイプで、「学校衣料の中心的存在として育成していく」(河合秀文専務)としている。

 畠山デザイナーとは昨秋提案した「テ・アシュ・デ ラ メゾン アカデミック」(標準型学生服)に続く取り組みで、「(アレアンクラスでは)制服を着ることで“楽しく学校に行こう”という気持ちになってもらえるよう、デザインやデテールに工夫を凝らした」(畠山氏)。

 シンボルマークのクローバーは「夢・希望・信頼」、また鍵穴マークには「未来や夢への入り口」の意味を持たせた。これらをシャツやスカートなどでのワンポイント使いとともに、鍵穴はボタンホールなどにも採用した。

 商品はネイビー・グレーグリーン・ブラックを中心色に、セーラースタイル・スタンドカラースタイル・スーツスタイル・ブレザースタイルなどで具現化。ジャケットの基本素材にはピュアウールおよびウール70%・ポリエステル30%を使用。

 畠山デザイナーは85年東京モード学園卒業。その後渡仏し、パリのアトリエで経験を積む。94年にはオリジナルブランド「テ・アシュ・デ ラ メゾン」を発表し、東京コレクションに参加。現在、マルチな才能を発揮し、多方面で活躍中。