東レ、蝶理を子会社化/旭化成が株式売却

2004年07月23日 (金曜日)

 東レが蝶理の発行株式の51%を獲得し、子会社化する。現在蝶理の筆頭株主の旭化成から全株式を買い取る形だ。22日、東レと旭化成、蝶理が発表した。

 繊維事業の比重を落とす旭化成は、蝶理への経営参画の意義が薄れたと判断。このため、第2位株主の東レに蝶理株を売却することになった。一方東レは、蝶理の持つ中国ネットワークに魅力を感じ、完全子会社化した。

 蝶理は昨年3月、経営不振から「新生経営計画」を策定。東レや旭化成などが支援していた。