クラレ「ロンウエーブ」/遠赤外線で保温
1999年06月04日 (金曜日)
クラレの遠赤外線放射ポリエステル「ロンウエーブ」はその優れた機能から、八八年の発売以来、ふとんわた、同側地、カーペット、衣料用中わた、靴下、サポーター、肌着など幅広い用途で使われているロングセラー商品だ。
九七年十月には¥()社¥遠赤外線協会の蓄熱・保温分野の素材として第一号の特性認定を受けたことから、その性能について客観的な評価が得られるようになり、一層の需要開拓の可能性が広がっている。
「ロンウエーブ」は遠赤外線の放射率の高いセラミックスを特殊技術でポリエステル繊維に練り込んでいる。放射される遠赤外線は身体に吸収されて熱エネルギーに変わり、保温力がアップ。練り込みタイプのために洗濯などに対しても耐久性が高い。
協会認定を受けたのは「ロンウエーブ」¥50¥%・綿¥50¥%の紡績糸(¥40¥番手)によるニット生地。認定を受けたことでワコールが¥97¥/¥98¥秋冬から女性用肌着「暖(あったか)ごこち」として商品化した。
またクラレグループのモリトも面ファスナー「マジックテープ」付きサポーター「サポ太郎」として昨年二月から販売。ひざ用からスタートし、腰用、ひじ用など順次アイテムを増やしている。




